関東地方の梅雨はまだ明けないようで、ジメジメとした日が続きますね。
体力も奪われがちでモチベーション維持に苦労する方も結構おられるかと思うのですが、今回は広告デザイン屋的視点からのモチベーション強化法について書いてみたいと思います。
コンテンツ作りをどうするか?
広告デザイン制作に限らないことですが、「アイデアが出ない」という悩みはよくあることかと思います。「アイデア」とまでは言わなくても企画書や報告書などをまとめるときなど、内容を作るのに苦労するということはないでしょうか?
つまりは「コンテンツ作りをどうするか?」という話なのですが。
結論から言うと、考えられない、思いつかない、モチベーションが上がらないのは「足がかりがないから」だという状況が結構あると思います。
情報はある程度あっても、整理されていなかったり、それぞれの情報の連携ができていなくて断片化した状態で、ごちゃっとした状態。そういう状況だと、とりあえずまずどこから手をつければ良いのかわからないので、モチベーションも上がりにくい。
で、無駄に時間が過ぎてしまったりします。
まずは整理整頓して、足がかりを作るのがおすすめ
そこでおすすめなのは「まずは整理整頓して、足がかりを作る」ということ。
いま手元にある情報を大まかにリストアップなどすると多少状況が見えて来ます。
これはあまり細かくしなくてOK。
現状の見通しを良くするための作業なので、あまり手間ヒマ投入する必要はないです。
次に手書きで大まかな内容を書き出します。これはパソコンでなく手書きがおすすめ。パソコンだといろいろ制約が多く、その制約をクリアすることに余計な思考と労力を要します。よって手書きで。
A4のコピー用紙を何枚か持って来てあまり深く考えず、わかる範囲で構成など書き出します。
ノートのように綴じてあると、他のページに書いた情報を参照するときに脳の一時記憶領域の負荷が増えてしまうので、バラの紙の方が脳の思考リソースを制作作業によりたくさん使えるのでおすすめです。
「見える化」できれば、かなりラク
こうやって書き出したメモをざーっと見て行くと、これを手掛かりにデザイン制作の方向を考えることができます。この時点である種の「足がかり」というか、「たたき台のたたき台」くらいのものはできていると思います。今ある情報、足りない情報などもかなり整理されて来ていると思うので、次の手段も打ちやすくなるかと。
つまりこれらの作業は情報の「見える化」の作業であると言えると思いますが、ここまで来れば考えるのはかなりラクになります。
何事も「ゼロをイチにする」ことは非常に大変なので、これをクリアしてしまうと思考に加速がついて、こういうときに「良いアイデア」が生まれたりします。
デザインの「アイデア」とは(第三者から見ると)論理的必然性の流れを飛び出していきなり「こっちからあっち」へジャンプする…かのように見えがちですが、地道な情報集めと経験値の蓄積で、ある種の「ひらめき」は生まれやすくなります。
デザインに限らず、これは経験した人なら分かって頂けるのではないかと思います。