今回は営業に役立つホームページの運営について。
よく言われるようにホームページは上手く使えば営業ツールとして非常に強力な手段なのですが、「上手く使いこなす」のは結構難しかったりします。
「お金取られるばっかりで全然儲からないよ!」とか。
ホームページを集客や宣伝の手段として活用させるには?
どこの会社も自社ホームページくらいは持っておられることが多いのですが、単に「会社案内として必要な時に見てもらえれば良い」という場合もあれば、「自社商品の宣伝をしたい」「お店に来店してほしい」「ネットショップで買い物するよう誘導したい」など宣伝や集客を目的をしている場合もあります。
この宣伝や集客をしたければ、やはり基本は「検索した時に上位に来るようにすること」となります。
検索した時にできれば1ページ目、少なくとも2ページ目には来るようにしないと、あまり集客効果は望めません。
と言っても、例えば「広告」という1つの単語のみで検索して上位に来る必要はなく、
「広告 都筑区 デザイン事務所」というような複数のキーワードの組み合わせで上位に来ていれば営業的には全然OKですので。
でも世の中には膨大な数のホームページがあるので、その中で上位に行くのははっきり言って、大変です。検索した時になるべく最初の方に表示される、いわゆる「SEO対策」が正しくできていないと「ホームページを作ったのに検索しても表示されない」ということにもなりかねません。
「表示されない」と言っても特にペナルティを受けるようなことをしていなければ、何ページ目かには表示されているとは思うのですが…検索した時に10ページ目などに表示されていたとしても、気づいてもらえない可能性が高く、営業効果・集客効果という意味においては事実上「表示されていない」に等しいですね。
検索して上位に表示されない理由としては例えば下記の3つ。
①ホームページを更新せず長期間放置している
一番多いのはこれかと思います。
会社のホームページは作ったものの、もう何年も放置しているというのは良くあるパターンですね。
更新情報が数年前で途切れていたり、「工事中」のページがそのままになっているホームページはやはり魅力的とは言いがたく、検索した時の順位も下がって行く傾向にあります。
ホームページを見る人の立場で考えると「工事中」のページがあるサイトというのは、やはり印象があまり良くないと思いますが、人間が見て参考にならなかったり、役に立たないと感じたりするサイトはやはり検索順位もそれなりのものになりがちです。
ホームページの運用は「持久戦」なので継続的な手入れや管理が必要なのですが、管理や更新をどうすれば良いかという点がわかりにくいのも難点かと思います。
②「ページランク」目的で外部からのリンクを買っている
最近は減って来たと思いますが、外部サイトからのリンクを買っていたりしないでしょうか?
何年か前(6〜7年くらい前?)までは「よそのサイトからたくさんリンクされているホームページは価値の高いホームページだ」と見なされて検索順位が高くなる(つまり「ページランク」が高くなる)傾向がありました。
そのおかげで海外のサイトなどから大量の被リンク(つまりリンクしてもらっている状態)を購入して多数の被リンクを得ている状態を作る行為が横行しましたが、その後Googleの検索アルゴリズムが何度もアップデートされて(「パンダ」とか「ペンギン」だとか聞いたことないでしょうか?)、現在はこういうのは「不正行為」と見なされるようになっています。
いわゆる「SEOスパム」とか「ブラックハットSEO」と呼ばれるもので、検索順位アップどころか、検索対象から外されて検索しても出てこない、ということもあります。
「ブラックハットSEO」については下記の記事も併せてご覧ください。
③無駄に大量の「検索キーワード」を詰め込んでいる
検索はキーワードで行われることが多いのですが(画像検索などもありますが)、それでは「検索に引っかかりそうなキーワードを本文にたくさん詰め込めば上位表示されるんじゃないの?」というと…残念ながらそうはなりません。
過剰に、不自然にキーワードを詰め込んだ文章は読みにくくなったり、内容がわかりにくくなったりしますが、そういうのを「ワードサラダ」と呼んだりします。
こういうのも不正行為の対象としてペナルティを受ける可能性があります。
キーワードを意識するのは良いのですが、まず優先すべきは見る人の立場に立ったホームページ作りで、このことに力を入れていれば自ずと検索ランクも上昇します。あとはこまめに内容の更新をしている方が検索上位に来る傾向は高いようです。
今は検索システムも進歩して、地道にしっかりとした運用をしているホームページの方が上位に来るようになっています。ホームページづくりをしている実体験からも、手っ取り早く検索上位に立とうとするより「見る人ファースト」な(つまりユーザビリティの高い)ホームページ作りに力を入れる方が結局早く確実に検索上位に立てる確率が上がると思われます。