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開業21周年を迎えました。が、生成AI台頭でデザイン制作業者はもう不要?

21st Anniversary

今日から10月になりました。

去年に続いて今年も秋の訪れは遅く、秋のお彼岸時期になっても最高気温が34℃を超える日もあったりと「猛残暑」の日々でしたが、ここ1週間ほどで急に秋になりましたね。

【参考】横浜(神奈川県)の過去の天気(実況天気・2024年09月) – 日本気象協会 tenki.jp
https://tenki.jp/past/2024/09/weather/3/17/47670/

 

気がつくと、当事務所近くの緑道「ふじやとのみち」の木々にもどんぐりができてきていて、秋になってきた感じがします。まだ緑色ですが、これから秋の深まりとともに色づいて行くと思われます。

横浜市のどんぐり(2024年9月末)
 

さて、私事で恐縮ですが2024年10月1日、「グラッドワークス」は個人デザイン事務所として開業21周年を迎える事ができました。(前身である「アルファデザイン」の時期を含めます)

これまでご支援、ご協力頂きました皆様に感謝申し上げます。

今後もひとつひとつの案件に丁寧に取り組んで参りますので、宜しくお願い致します。

【主な営業エリア】

【横浜市】港北区/都筑区/青葉区/緑区
【川崎市】中原区/高津区/宮前区
(その他エリアの方もご相談ください。可能な範囲でご対応致します)

事務所概要
 

 

開業当時(2003年)のWebデザインといえば…

個人事業として開業したのが2003年10月1日ですが、2003年(平成15年)といえば

Webデザイン的には「Adobe Flash」というアプリを使ったアニメーションが全盛でした。

Flashのイメージ

ボタンをクリックやマウスの動きに合わせて動きや色やサウンドなどで反応させることができるなど「インタラクティブ」な表現ができるところが当時としては画期的だったのですが…

その分データが重くて動作が遅かったり、その後登場したiPhoneに対応してもらえなかったり、セキュリティ的に問題があったりで、急速に廃れてしまいました。

 

21年後の今、デザイン制作的に注目なのは…

そして今、2024年現在、デザイン制作的に注目なのは「生成AI(Generative Artificial Intelligence)」ですね。

生成AIのイメージ

生成AIといえばOpenAIの「ChatGPT」が有名ですが、Googleの「Gemini」などもあります。

先日発売されたiPhone16も、後日Appleの生成AI「Apple Intelligence」に対応するとのことで、次第に日常生活にも生成AIが活躍する機会が増えてきている印象です。

そんな中、デザイン業者的にはAdobeの生成AIが注目です。

Adobeの生成AIといえば「Adobe Sensei」。

先生のイメージ

「Sensei」というのは日本語の「先生」から名付けられたらしく、日本人的には妙な感じがしないでもないのですが…最近よく聞く「Adobe Firefly」は画像生成向けに特化したものらしいです。

デザイン業者は皆さん大抵使っている(と思われる)Adobe Photoshopも生成AIで、写真のレタッチが少し楽になりました。(まだまだ万能ではないですが…)

画像の生成AIもChatGPT(DALL·E 3)とかMidjourneyとかImageFXとかその他色々なものが登場して激しく鎬を削っている状況なので、いずれストックフォト(画像素材)サービスは生成AIに取って代わられるかもしれないですね。

 

もうすでにAIはデザイン制作のワークフローに入ってきている

プロンプト入力のイメージ

現状では生成AIによる画像作成は当たり外れが大きく、思い通りの絵を生成するためには何度も何度も何度も何度もプロンプト(指示する文章)の入力をしなくてはならないことが少なくない(そして思い通りにならないことも少なくない…)ので、まだまだストックフォト不要とはいかないようです。

とは言っても今回のブログ画像は記事冒頭のどんぐりの画像以外は全部生成AI(Midjourney)で作ったのですが。(文字入れは後加工です)

そしてどんぐりの画像も実はAIでノイズ除去とディテールの強調をしています。

つまりもうすでに実務的にAIはデザイン制作のワークフローに入ってきているわけで、もし仮に「今から制作作業でAI使うのをやめろ」などと言われると結構ツラい(言われてませんが)。

 

生成AIで「デザイナーはもう不要」になる?

AIをパートナーにするイメージ

話を戻して、生成AIは便利な反面、欠点もまだ多く、デザイン制作全般についてもAIは情報を集めたりバリエーションを作ったりするのは得意ですが、ブランドイメージやターゲティングに基づいたデザインの構築などは(今のところは)人間の方が得意なようなので、当面はデザイン業者はAIを相互補完的な制作パートナーとして使いこなしていくことになりそうです。

とはいえ、最近SNS界隈で注目の「Canva」などは生成AIも活用して、本職でない人もそれなりのデザインが作れたりするので、デザイン制作業者もうかうかしていられないのですが。

生成AIの進歩の速度は凄まじく、5年後、10年後はどうなっているか。。

何しろChatGPTが最初に公開されたのは2022年11月。まだ2年経っていない(!)のに、この状況ですので。

将来的には生成AIがWebサイトや広告印刷物の制作を一通りやってくれて、「デザイナーはもう不要」という時代が来るのかもしれないですね。
 

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