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SEO対策は大切ですが、SEOスパムと判定されないよう慎重に。

SEO対策したのに検索圏外落ち!?

確実に増えている「何をするにもまずはネットで検索」という人々

最近は日常生活で疑問に思ったり、分からない事があっても、ネットで検索すればかなりの事が分かるようになりました。 テレビなど見ていても分からない事はスマホで気軽に検索できますし、何をするにもまず検索、という人は確実に増えていると思われます。

そうなるとますます気になるのがSEO
Search Engine Optimization (検索エンジン最適化)ですね。
Web制作に関わりのない方でもご存知の方が大勢いらっしゃると思います。

SEOとはつまり、検索した時に自分のサイトがなるべく上の方に表示されるよう工夫するというものです。

検索した時に上位表示、つまり検索結果画面の上の方に表示されるほどクリックしてもらえる確率が上がるといわれていますので、サイトを見てもらえるかどうかは検索で上位表示されるかどうかに大きく左右されます。

そのためSEO対策の本もたくさん出版されていますし、SEO対策専門の企業も数多くあるようです。

しかしSEO対策は一歩間違えると「SEOスパム」行為をしている、つまりズルして検索順位を上げようとしている…と判断される事があるようですので注意が必要です。

検索サイトにとって「検索結果」は大切な「商品」

「SEOスパム」行為として判定されやすい手法としては、古典的なものでは検索されそうなキーワード(例えば有名芸能人の名前など)をホームページの中に大量に羅列するとか、更にその文字を白背景の上に白い文字で表示させて見えなくさせるというようなものも過去にはありました。

このような手法はその後検索エンジンの進化で全く役に立たないどころか逆効果になってしまったりするようになってしまったので、今では目にすることも無くなりました。

他にも大量に作成したダミーのサイトからリンクを張る、というような手法で見かけ上大量の「被リンク」を作り、検索エンジンに「価値が高いサイト」だと誤認させようとする手法も横行した事がありますが、こちらも今では効果が無くなったと言われています。

GoogleにしてもYahoo!にしても、検索サイトの運営会社にとっては自社の提供する検索結果は大切な「商品」です。そのため、例えば芸能ネタに付いて知りたいと思って検索したのに、検索結果には上記のような手法で全く関係ないサイトばかりが表示される…というような事になると、

「この検索サイト、使えないな」

ということになり、ユーザーが離れて行ってしまいます。

検索サイトの運営会社にとっては非常に困る事態です。

厳しいペナルティが課せられることもある?「SEOスパム行為」

検索エンジン側も対抗措置として厳しいペナルティを科す場合があると言われています。

検索エンジン側から「ズルして検索順位を上げようとしている」、つまり「このサイトは『SEOスパム行為』をやっている」と判定されると、検索順位を大幅に下げるなどのペナルティを受ける事があるようです。

さらには検索対象から外されてしまい、検索しても全く表示されなくなることもあると言われています。「圏外落ち」などとも呼ばれますが、昨日まで検索すれば上位に表示されていたホームページがある日突然、検索しても出て来なくなる、などということになると、Webを使ったビジネスをしている事業者の方に取っては大打撃となりかねませんね。

しかもこうしたペナルティは自動で行われる場合が多いので、「SEOスパム行為」をしたつもりがなくても何らかの理由でペナルティを受けてしまう場合があるかもしれません。

SEO対策は大切ですが、SEOスパムと判定されないよう、慎重に行うのがおすすめです。

【後日追記】
※検索エンジンは日々進化していて最近は「SEOスパム」行為に対してはペナルティを課すのではなく、そのような「小細工」単に無視する(無効化する)ように変わってきている、という説もあります。しかし検索上位を目指すのであれば「SEOスパム」行為は避けられるのが賢明かと思います。

検索エンジンの負担を減らすようにサイトの構造を工夫することで、検索エンジンに評価されるようにすることも可能ですが、まずはコンテンツの質を向上させるとか、デザインの見やすさを工夫するとか、定期的に更新を行うなど、やはりユーザーにとって価値があるサイト作りを地道に行うのが、実は最も確実なSEOだと言えるのではないでしょうか?

SEO対策とその注意点については下記のブログ記事も併せてご覧ください。(過去記事)

自社ホームページが検索しても表示されない!その理由と対策とは?