先日都心に出かけることがあり、東京ミッドタウンのイルミを見て参りました(上の写真)。都内あちこちでイルミが催されていますが、どこも毎年工夫を凝らしていて飽きさせません。クリスマス時期のイルミネーションはやはり重要な集客イベントとなっているようで、予算もかかっている様子です。
都心に限らず年末はどこも人も車も多めで、商売的にも重要な時期の様子。お店を出しておられる方なら、大勢の人出があれば当然来客も増やしたいですし、売上も伸ばしたいということで頑張って店舗にイルミを施しているお店も見かけます。
と、いうわけで今回は売り上げを伸ばすためのメニューデザインについて。
営業的にはあと1品注文して欲しいし、リピーターにもなって欲しい
「ついで買い」が売り上げを伸ばすことは皆様ご存知の通り。まずは1度でもお客様にお店に来て頂くのがまずは大変なので、せっかくお店に来てくれたのであれば、営業的にはあと1品注文して欲しいところですし、リピーターにもなって欲しい。
でも店員からついでの注文をしろしろとうるさく言われると多分お客様は良い気分にはなれないでしょう。
お客様自身がメニューを見て、検討して、ついで注文できるような構成になっていれば「売り込まれた」感はほぼないでしょうし、店主様にも人件費などがかからず良いですよね。
「良さそうに見えないもの」は売れない
まずは写真。メニューに下のような写真、載せてはいないでしょうか?
何がダメかというととにかく暗いですし、メリハリ(コントラスト)も効いてませんし、色も変です。蛍光灯の下で撮影すると、緑っぽく「色かぶり」した写真になることが多いのですが、こうなると全く美味しそうではありません。
性能の低いデジカメで撮影した画像をそのままプリンタなどでプリントアウトすると上のような写真になりがちです。
が、良さそうに見えないものはやはり注文も得られにくいのは明らかかと思います。
メニューも広告の一種ですので、実際よりも悪く見えてしまうのは、なんとも勿体無い話です。
写真はやはりそれなりのものを載せる必要があります。
「良く分からないもの」は売れない
そして、どこがポイントかをわかりやすく説明することも大切ですね。少なくともそのメニューの特徴くらいはわかるようなデザインにしておく必要があります。「よくわからないもの」には手は出しにくいですので。
ダントツで飛び抜けた特長があればもちろんそれを訴求するべきですが、そうでなくてもメニューに載っている商品が「どういうものか」ということを予備知識なしの人にもわかるようにしておかないと、得られるはずの注文も得られないでしょう。
「すでに注文することを決めている」のが理想
メニューを見て検討して、店員さんやスタッフの方にお客様が声をかけたときには、すでに注文することを決めている状態が理想ですね。「どうしようかな〜」と悩まれて、「やっぱりやめた」となると営業的には損失ですので。
お客様もよくよく納得ずくで注文していれば「失敗した」と感じることが少なくなるので必然的に満足度も上がりますし、そうなるとリピーターになって貰える可能性も上がります。