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折込チラシなど広告宣伝の費用はどのくらい必要?

広告費用イメージ

3月もそろそろ月末。もうすぐ新年度ですが、今年の春は先の見えない自粛モードですね。
神奈川でも桜(ソメイヨシノ)の開花が進んできましたが、今年のお花見は歩いて眺める程度にしておいた方がよさそうです。東京オリンピック・パラリンピックも延期になってしまったようで、しばらくは我慢の日々が続くのかなと。コロナ禍(COVID-19)拡大の現状では仕方ないと思いつつ、経済への影響も心配です。

商売的には大逆風の状況でも営業努力で売上を維持したいところですが、広告費用は気になりますね。特に広告出稿経験があまりない事業者様の場合、広告宣伝に必要な「料金感」がつかみにくかったりすることはないでしょうか?

そこで広告に必要な予算の一例(概算)と低予算広告、そしてせっかく広告発注したのにイメージと違う場合の対策などについて書きました。
 

例えばA4のチラシを印刷して配布したい、という場合

デザイン、制作料金に加えてチラシなら印刷料金が必要になりますし、新聞折込で配布するならさらに折込料金が必要になります。

例えばA4のチラシを印刷して配布したい、という場合を仮に考えてみましょう。

デザインと印刷イメージ

印刷の仕様はフルカラー(4色印刷とも呼びます)で、片面印刷のみ(つまりウラ面は白紙)と仮定します。紙の厚さはチラシでは一般的な薄めのツヤありの紙の「コート53kg」を選択して、印刷枚数は5,000枚ということにします。

上記を踏まえ、
当デザイン事務所グラッドワークスの料金表では
デザイン制作・印刷料金 4.5万円(税別)となります。
https://gladworks.jp/fee/fee-printing/#a4flyer

(標準的な制作料金例です。広告内容により多少異なります)
 

デザインと印刷だけでなく配布する手段も必要

配布手段イメージ

チラシは印刷した後に配布する手段も考えておく必要があります。
一般的なのは新聞折込。他にもタウン誌に折り込んでもらう方法やポスティングで配布する方法もよく使われますね。

ここではひとまず新聞折込で行くと仮定します。

新聞折込料金はエリアや業者により異なりますが、ここでは仮に単価4.3円として計算します。
よって折込代金は4.3×5,000枚で21,500円
配送料などの諸雑費が5,000円と仮定してデザイン〜印刷〜折込費用込み込みで合計71,500円

折込チラシは数万枚単位で印刷することも多いのですが、印刷枚数が増えるほど1枚当たりの単価は下がる傾向にあります。

※表示価格は全て2020年3月現在の税別価格です。料金は広告制作内容やスケジュール、配布エリアにより異なる場合があります。ここではおおよその目安として仮の費用感を掲載しています。

広告印刷物に使われる用紙については下記も併せてご覧ください。

チラシやパンフなどの印刷物デザインに使う紙の選び方

 

低予算広告として活用できるタウン誌の広告

タウン誌などでは大抵広告枠を売っているので、そのような広告枠を利用して広告をするというのは低予算広告としてはよくある手法ですね。

広告枠のイメージ

広告枠を契約すれば、デザイン制作から印刷手配、配布までやってもらえるので広告主様からすればラクと言えばラク。広告発注の入門編という意味でも良いのではないでしょうか?ご自身の(御社の)ビジネスを広告にするとこんな風になるのだということを実体験できるというのは大事なことだと思います。(サービス内容は広告媒体により多少異なる場合があります)

多少広告に慣れてきたら自社で広告を自社内で制作してみられるのも良いですね。予算が抑えられたり、細かい修正をしやすくなるなどのメリットもありますが、最大のメリットは「広告の良し悪しをより的確に判断できやすくなる」ということがあります。やはり「実際に経験してみる」ことは大きいです。

広告の出稿や制作の実務を経験されていると、専門のデザイン業者に仕事を依頼したときにその仕事の出来がわかりやすくなる傾向がありますので、コストを抑えつつ制作物のクオリティを上げやすくなります。

詳しくは下記記事を参照ください。

自力でチラシをデザインするときの3つの重要ポイント


 

広告案が「どうもイメージと違うんだよなあ」というときは

タウン誌広告や広告制作業者に広告制作を発注しても、広告主様の意図と「ズレた」広告案が上がってくることがあるかもしれません。

当初の打ち合わせに問題があったのか、広告会社の担当営業の人がきちんと情報を伝達しなかったのか、あるいは制作担当者(デザイナーやコピーライター)の制作スキルの問題なのか…はその案件により様々ではありますが、「できて来た広告がイメージと違う」という場合はどうすれば良いのでしょうか?

特に先に書いたような「広告の良し悪しを的確に判断できる」クライアント様にとってはより切実に同意頂ける問題かと思います。

広告デザイン制作というのは会社組織でやっていても担当デザイナー個人の力量次第のところはどうしてもあるので、上がってくる広告案が「どうもイメージと違うんだよなあ」というときは広告媒体側に相談してみられるのも宜しいかと思います。

イメージと違う

低価格、小規模広告になるほど、経験の浅いデザイナーに制作をさせて、それを先輩デザイナーがチェックする、という形だったりすることがままあるのですが(この辺の事情は会社により異なります)良心的な業者さんなら担当を変えるとかチェック体制を見直すなど、何らかの対応をしてくれるのではないかと思います。

広告物の制作実績を、このホームページでご確認頂けます

チラシやパンフレット、メニューなどの印刷物/ホームページの制作、運営管理/写真撮影やイラスト作成まで幅広く行っています。各種広告制作物の実績の一部を公開中です。

制作の実績