「春」と言えば「桜」のイメージが一般的。ですが…
早いものでもう3月となりました。当事務所付近でも梅など咲き始めて春を感じる日が増えてきました。そこで今回は「春らしいデザイン」について書いてみたいと思います。
「春」と言えば「桜」のイメージが一般的、なのですが…
桜の季節は意外に早く、関東地方なら4月初めにパッと咲いてパッと散ってしまいます。
特に去年(2018年)は東京の桜(ソメイヨシノ)の開花は平年より10日早く、4月初めには散り始めていましたし。
「パステルカラー」を使った初心者向けのデザイン
そのようなわけで天候の影響を受けにくく、長期間通用する春らしいデザインはないか?となるとこれはもう、いわゆる「パステルカラー」を使うのがおすすめです。
「パステル」というのは画材の名前でクレヨンに似ています。このブログ記事のトップ画像が「パステル」です。実はパステルには黒やチャコールグレイ、焦茶色など暗い色、重い色もたくさんあるのですが(そうでないと画材として使うのは厳しい)、一般的に「パステルカラー」というと淡いカラフルな色調を指すことが多いですね。
イメージ的には下の写真のような感じの色です。
春らしく軽やかな感じで、華やかさもあるので広告デザインにも向いています。
春先になるとこのような色使いのチラシやパンフが増えてくるのをご覧になった方も多いと思います。
制作する側の都合的には、カラフルで軽い色なので一つ一つの色の強さ(デザイン的に言えば「ウェイト」)が大きくなりにくいのでいろいろな色を使ってもデザイン的に破綻しにくい、というメリットもあります。
つまりパステルカラーによるデザインは「初心者向け」と言って良いと思います。
ちょっとしたチラシや店内POP等を自作される方にもおすすめです。
「濃い色」でのデザインは難易度高め
濃い色を使えばインパクトは強くなるのですが、そのぶん色の持つパワーが大きくて、複数の色を組み合わせるとコントロールが難しくなります。
濃い色を使いこなすには、全体の色のテーマを決めて、メインの色に組みわせる色を決めて、それを適切な配分で配置して…と、色使いやレイアウトの予備知識がある程度必要になってきます。
そういう意味でもパステルカラーを使ったデザインというのは初心者の方にも比較的ハードルの低いデザインと言えるのではないでしょうか?
ただし文字にパステルカラーを使うと読みにくくなる可能性があります。
文字の場合は濃いめの色にするか、グレイなどにしておくと良いかと思われます。
真っ黒の文字だと見た目が少しきつくなってしまうので、よほどの理由がない限りは避けるのが安全です。