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Webデザインにも何かと便利だったGoogleの短縮URL作成サービスが今月末で完全終了。

URL圧縮のイメージ

おはようございます。
早いもので3月ももうすぐ終わり。いよいよ新年度の始まりですね。

以前のブログでGoogleの短縮URL作成サービス終了の件について書いたのですが、ついに今年、2019年3月30日で完全終了となります。

詳しくは下記のGoogleブログ記事参照ください(英文)。

https://developers.googleblog.com/2018/03/transitioning-google-url-shortener.html

すでに昨年、2018年3月30日で新規ユーザーの受付は終了していたのですが、これまで使っていた人も今年(2019年)3月30日で使えなくなります。2009年から10年にわたって提供されていた短縮URLサービス「Google URL Shortener」が終了ということで感慨深いものがあります。

ホームページの制作などではデザイン的なことや技術的なことなど色々調べたり確認したりしながら進めることが多いのですが、そういう時も参照先のウェブサイトなど、短縮URLで管理すると何かと便利。ということで結構活用させていただきました。今までありがとうございました。
 

最近のURLは長く複雑になる傾向

「URL」という言い回しは、Web制作に縁遠い方にとっては少々とっつきにくい印象もあるかと思いますが、もう少しわかりやすい言い方にすると「ホームページアドレス」と言い換えても実質問題はない、と思います。

最近はホームページの仕組みも複雑になって、ブログ的に管理画面から記事を投稿できたりするサイトでは(「CMS」と呼びます)ページタイトルから自動でURLが作成されたり、日本語URLがあったりと、URLは長く複雑になる傾向があります。

例えばウィキペディア「ソメイヨシノ」のページを見るとURLは

となります。

本当はURLなどは半角英数字で表記するものだったのですが、最近は全角文字もOKだったりします。
 

日本語URLは「パーセントエンコーディング」で半角英数字に変換可能。しかし…

パーセントエンコーディングのイメージ

OKではあるのですが、これをメールにコピペして送信したりすると、メーラーによってはURLだと認識してくれず、目的のページへ行くことができないことがあったりします。チームでウェブ制作していて情報共有したかったり、クライアント様に参照して頂きたいページをメールで送信する際などこれでは具合が悪い。

解決策としては「パーセントエンコーディング」というものを使えば全角日本語を半角英数字で表記してくれます。

なら

https%3A%2F%2Fja.wikipedia.org%2Fwiki%2F%E3%82%BD%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%8E

となります。

一応半角英数字になっていますが…しかし長い。
しかも特定の文字列はサーバー(Apache)のデフォルト設定でエラーになったりするので対応が結構めんどくさいですし、長いURLはメールにコピペして送信したりすると、メーラーによってはうまく機能しない場合があります。日本語URLだと不具合出るからわざわざ「パーセントエンコーディング」したのに、それで問題が発生したら意味がない、

…ということで短縮URLはやっぱり必要です。
 

「Google URL Shortener」の代わりのサービス

「Google URL Shortener」などの短縮URL作成サービスを利用すれば、例えば上記のソメイヨシノのURLも

と劇的に短くなります。(上記は一例です)

非常に取り扱いがラクです。
メールでもSNSでも何も考えずにコピペしても、リンクがきちんと機能するので。

で、これが終了ということで先述のGoogleの英文ブログ記事では「Google URL Shortener」の代わりのサービスとして「Bitly」「Ow.ly」の利用を推奨しています(下記)。

 
Bitlyイメージ

Bitly | URL Shortener, Custom Branded URLs, API & Link Management
https://bitly.com/

 
Ow.lyイメージ

Ow.ly – Shorten urls, share files and track visits.
https://hootsuite.com/ja/pages/owly

 
Webサービスというのは便利な反面、提供者の都合で終了したりサービス内容が変更になってしまうことが往往にしてあるのが怖いところではありますが。。。まあこれまで散々無料で使わせてもらったので文句は言えないですね。

Webサービスを利用する時は複数の代替手段を用意しておかれるのがおすすめです。
 

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