おはようございます。デザイン事務所のグラッドワークスです。
春は新しくホームページを作成されるという方も多いと思いますが、今や必須となった感のある「スマホ対応ホームページ」について書いてみたいと思います。
「スマホ対応ホームページ」って何?という方に
事業をされている方で「自社のホームページを持っていない」という方は少ないと思いますが、数年前くらいから「スマホ対応ホームページ」が一般的となって来ました。つまりスマホの狭い画面でも見やすく表示してくれるホームページですね。
こちらはまだ対応できていない、という方が多いのではないでしょうか?
スマホが普及して、パソコン使わずスマホで済ませる人が増えたこともあって、特にBtoC(企業から一般消費者へ)のビジネスでは必須であると言われるようになっています。
が、一口に「スマホ対応ホームページ」と言っても実は色々あります。
2019年春の今現在、最も一般的な方式は
「今あるホームページとは別にスマホ用ホームページを用意する」
…のではありません。
「一つのホームページで、パソコン表示とスマホ表示を自動で切り替える」
これが一般的です。
でもWebに縁遠い方には意外に知られていないことが少なくないのも、また事実。
レスポンシブデザインとブレークポイント
「スマホ対応ホームページ」を別の言い方で言うと、画面のサイズに合わせてレイアウトを変えたり、画像のサイズを変えたりするもの、とも言えます。
パソコン(PC)で見ていてもブラウザの横幅をマウスなどで小さくして行くとスマホ(SP)用表示に切り替わります。
こういうサイトのことをちょっと専門的な言い方をすると「レスポンシブデザイン」と呼んだりします。
(「レスポンシブルデザイン」ではないですよ)
「デザイン」というと装飾的な意味合いに捉えられがちなのですが、この場合はウェブサイトの「構造」を示していると考えて頂いた方が宜しいかと思われます。
そして画面のレイアウトが切り替わるブラウザ幅を「ブレークポイント」と呼びます。
いまご覧頂いているこのブログも「レスポンシブデザイン」になっているので、パソコンでご覧になっている場合はブラウザ幅を変えてみて頂くと表示の切り替わりを見ることができます。
先述の「ブレークポイント」はタブレット用とスマホ用の2段階で設定してあります。
商売的にはスマホ対応は避けて通れない状況
何しろ今はパソコンユーザーよりスマホユーザーの方が多いのでやはり商売的にはスマホ対応は避けて通れない状況となっています。特にBtoC(企業から一般消費者へ)でのビジネスをされている方であれば広告宣伝的にも自社サイトのレスポンシブ化はもはや常識レベルと言い切って宜しいかと思われます。
問題はパソコンで見た時とスマホで見た時で表示を切り替えるための複雑な仕掛けを組み込まなくてはいけないこと。
つまり制作コストが上乗せにならざるを得ません。
少し具体的に書くと現在ホームページの入っている「サーバー」に「ワードプレス」と呼ばれる仕掛けを設置して、その中にホームページを新たに作り直すことになります。方法は他にもありますが、これが一般的な方法です。
また、ホームページの公開後、記事更新などの運用するにもPCとSP(スマホ)での表示切り替えの基礎的な知識がないと、パソコンではちゃんと表示できてもスマホで見ると表示が崩れる、などの問題が起こることもあります。
スマホ対応は予算的に厳しい、という方もJimdo(ジンドゥー)など使えばスマホ対応ホームページを比較的簡単に作れたりしますし(バックアップがし辛いのが難点ですが…)、アメブロなどのブログを企業HPの代わりに使っているという方も結構いらっしゃいます。飲食店様など自社ホームページは持たず、グルメ情報サイトやSNSで済ませているお店も珍しくありませんし。
自社サイトがなくても儲かるところは儲かっているというのも事実なので、ウェブを使ったマーケティング活動も「正解はない」と言える状況です。
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