冬至も過ぎて、クリスマスも終わり、いよいよ2022年もあとわずかですね。
本年もありがとうございました。
当デザイン事務所「グラッドワークス」のある横浜市都筑区でも最低気温が氷点下となる日が増えてきました。すっかり本格的な冬に突入した感じです。
写真は近所にある「東山田公園」の様子です(一昨日撮影)。横浜市の北側、川崎市の街並みも見渡せる広々とした芝生の斜面が特徴的なこの公園ですが、さすがにこの季節は木の葉もかなり落ちて、冬らしい景色が広がっています。
ここ2〜3年、新型コロナやその他もろもろで世の中的にも停滞感が拭えない日々でしたが、来年は営業的にも反転攻勢に出よう!というとき、チラシやパンフ、ホームページを新たに作る必要があるかもしれません。
でも、こういった営業・宣伝活動のための「営業ツール」で、伝えたい要点を明確に、わかりやすくまとめるにはどうすれば良いでしょうか?
「不特定多数の人にPRする」ための情報集め
例えば展示会に出品するための営業ツール類を作成する必要があったとします。
そうするとまずは載せる内容を考える必要がありますね。
既存製品やサービスの問題点とか、
新商品の特長とか
検査データとか
おすすめの用途
など、関連情報を集めると思います。
他にも会社や施設の紹介、経営方針についても載せたい、販促キャンペーンもあったほうが良いのでは?という具合にいろいろ「載せたい内容」が出て来て収拾がつかなくなるかもしれません。
チラシやリーフレット・折りパンフなどの比較的低コストで済む媒体では、紙面の広さに制限もありますし、載せたい内容のすべてを掲載するのは厳しいことが多いのですが、複数ページの配布用資料やカタログ、ウェブ媒体(ホームページなど)であればかなりの情報量でも掲載することは可能ですね。
そのため情報量が多くなっても「載せようと思えば、載せられなくはない」ということになります。
ただ、集めた情報を大量に並べてしまうと読むだけで時間もかかりますし、要点も分かりにくくなってしまいます。
よほど興味のある人は読んでくれるかもしれないのですが、「不特定多数の人にPRする」ことを目的とするのであれば、これはあまり適切ではないですね。
意外に時間がかかる「情報収集と再構成」
営業・宣伝活動のための「営業ツール」なのですから、「宣伝効果」「集客効果」を考えればなるべく要点を絞って、わかりやすくまとめたいところです。
理想は見る人の目を惹いて、要点がわかりやすくまとまっていて、しかも見やすいデザイン・構成にしたいところ。
でもこの情報を収集して、それを分解・整理した上で再構成し、チラシなどのコンパクトな形にまとめる…というのは意外に時間がかかります。実際にレイアウトするよりもその前に「何を載せるか」を考えることの方が、実は結構大変だったりします。
さらに見る人の目を惹く「インパクト」まで持たせようとすると途方に暮れてしまう…。という方も多いのではないでしょうか?
こういう時はに基本情報を整理するのがおすすめです。
例えば下記のような3つの基準で考えてみるとどうでしょうか?
(1)情報の優先順位をつける(方法は後述)
(2)話の順序も考える(意外に大事)
(3)見る人にどうして欲しいかをはっきり伝える(お電話ください/ご来店ください/など)
特に(1)の「情報の優先順位」についてが最も悩むところかと思います。
Webや広告に載せようとしていることは全部必要なこと…ではあるのですが、その中でも優先順位は大抵あると思いますので、それを再確認します。
まずは最優先事項トップ3くらいを明確化するのがおすすめです。
大抵これでうまくいく?「最優先事項トップ3」の選択基準
でも、営業ツールで最優先でPRするべきことって、なんでしょう?
商品名でしょうか?
価格でしょうか?
実際には商品やサービスにより最優先事項は変わることが多いのですが、
どんな場合でも広告・宣伝の基本的な「選択基準」として使えるのは、
ということではないでしょうか?
いわゆる「カスタマーベネフィット」と呼ばれるものですね。
個人的に広告制作会社に勤務していた頃から、その後個人デザイン事務所として19年活動してきた経験で言えば、「最優先事項トップ3」の選択は大抵の場合これでうまくいきます。
見る人の目線で「その人にとってのメリットとなりそうなものを訴求しよう」という基準でを取捨選択して行くと情報の整理はかなり速くラクに、そして的確なものになると思います。
以上、今年最後のブログはこの辺で。
反響・宣伝効果のあるPRの媒体作成をご検討中の方のご参考になると幸いです。
それでは皆様良いお年をお迎えくださいませ。
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