ブログ

貴重な広告予算を無駄にしない、制作スケジュールと下ごしらえの地味な話

広告制作の予算と時間イメージ

昨日は春分の日ということで、久方ぶりのお花見に出かけられた方もおられるかと思います。

当事務所のある横浜市都筑区では桜(ソメイヨシノ)は3〜5分咲き程度。満開は週末くらいでしょうか?でも最近雨が多いんですよね。。

いわゆる「菜種梅雨(なたねづゆ)」というものだそうです。

それはともかく、先日お昼に近所の「東山田公園」に行ったときに早咲きの桜(ソメイヨシノではないですが)にメジロがいたので、その時の写真を1枚。

東山田公園の桜とメジロ

しかしメジロって動きが速くてなかなか撮るのが難しい。。
フレーミングなど考える余裕など全くなく、ほとんど反射神経勝負での撮影でした。

そして早いといえば広告制作も時間との闘い。

…ということで今回は広告制作とスケジュールの話です。
(強引な展開で恐縮です)
 

初めての広告はゆとりあるスケジュールがおすすめ

広告のデザイン制作では予算はもちろん大事ですが、スケジュールも大事です。
(Webでもチラシでもパンフレットでも同様です。)

特に初めての案件は余裕を持ったスケジュールを確保していただくのがおすすめ(理由は後述)。

制作〜印刷の期間としては、チラシの場合なら

・制作に1週間程度
・クライアント様でのご検討用に1週間程度
・印刷にも1週間程度

で合計3週間程度が目安となります。

が、実際には「考える余裕」を確保するためにも1ヶ月程度は見ておいて頂けると安心です(こちらも詳しくは後述)。

スケジュールのイメージ

どうしても時間がない、という場合はあるていど「一般的な形」で簡単にまとめてしまうことは可能ですが、そうなるとどうしても「ありきたりな広告」になりがちで、反響もそれなりのもので終わってしまう傾向です。

急ごしらえの広告を配布して、その結果として「お問い合わせ」や「ご来店」などの成果につながらない…ということになってしまうと、貴重な広告予算が無駄になってしまいます。

広告予算をなるべく有効活用するためにも、内容を検討する時間や、より良い広告の表現などを検討する時間はぜひ確保されることをおすすめします。とにかく世の中広告だらけですから、他の広告に埋没しないためには表現としての「強さ」も欲しいですし、内容の工夫も必要です。
 

【濫用注意】広告を見てもらえる確率が跳ね上がる?「3Bの法則」

Beast-image

他の広告に埋没しないための初歩的なテクニックとして「3Bの法則」と呼ばれるものがあります。

「3B」とは、

美人(Beauty)
赤ちゃん(Baby)
動物(Beast)

の3つの「B」で、こういった写真を広告のメインビジュアル(大きな写真)に使うと見てもらえる確率が跳ね上がる(ことが期待できる)、というもの。やはり何らかの楽しさ、面白さ、新鮮さ、美しさなどの要素を加えるのは広告デザインの定石ですね。

なお「Beast(ビースト)」という言葉は本来、「野獣」とか「猛獣」という意味合いで使われるようなのですが、「3Bの法則」での「動物」とは「可愛い動物」を指す場合が多いです。

(まあ怖い動物でもハマればインパクト狙いでありだとは思いますが。。)

なので少々無理矢理「B」でまとめた…感もなくはないのですが…ひとまず使える広告テクニックとして覚えやすいので「3Bの法則」というのは広告・マーケティング業界では有名な言葉となっております。

以前このブログで広告デザインの手っ取り早いテクニックとして白黒写真を使う話を書きましたが、こちらも安易に濫用せず「小ワザ」の一つとして「適材適所」で使い分けをするのが宜しいかと思います。

実際にはそのような「小ワザ的テクニック」も適宜取り入れつつも、反響の得られる、「伝わる」広告デザイン制作で要点となるのは「広告を見る人のメリット」にフォーカスすることがおすすめです。
 

見る人にとっての「メリットのある」広告とは?

メリットのイメージ

広告をする側からすれば自社の広告というのはそれだけで特別…なのですが、受け取る方からすれば山ほどある広告の中の一つに過ぎませんので、あっさりとスルーされてしまうことが普通。なかなかきちんと見てもらうことはできません。

基本的には広告というのは発信者(つまり広告する人)都合で発信されるものですが、
 

「自己中な人(会社)だ」

 
…と思われてしまうのは色々と具合が悪いので、広告を受け取る人の立場に立った話というのは大切ですね。

そのためにも「広告を見る人のメリット」にフォーカスする広告作りは必要です。

どういうテイストにするかは宣伝したい業種や商品・サービス内容により異なりますが、

・どのような人や企業に見て欲しいのか?
・そのような相手にアピールするには、どのようなテイストの広告が好まれるのか?

なども考えたいところです。
 

【段取り八分】まずはどのような方向の広告をするかを考える

段取り八分のイメージ

この記事の冒頭で

・初めての案件は余裕を持ったスケジュールを確保していただくのがおすすめ
・「考える余裕」を確保するためにも1ヶ月程度は見ておいて頂けると安心

と書いたのはこのことで、何事も段取り八分(はちぶ)と言いますか…地味で時間のかかる下ごしらえ的な作業が実は大切だったりします。家を新築するときも、基礎ができるまでは結構時間がかかっていても、基礎ができたあとは一気に建物が立ち上がっていきますが、広告も基礎や基盤部分を作り込む段階があって、ここで意外に時間がかかる傾向があります。

特に初回の広告ではどのような方向の広告をするかをしっかり考えておくことをおすすめします。クライアント様の商品やサービスの特徴も洗い出してどういう点を訴求するかも大切ですが、広告主様の趣味・嗜好を取り込むことでより個性を際立たせられることもあります。

初めて広告制作のご相談をいただく際はそのような点についてもお話しさせて頂きます。
 

広告物の制作実績を、このホームページでご確認頂けます

チラシやパンフレット、メニューなどの印刷物/ホームページの制作、運営管理/写真撮影やイラスト作成まで幅広く行っています。各種広告制作物の実績の一部を公開中です。

制作の実績