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【裏ワザデザイン】白黒写真で広告をカッコ良く!?

白黒パンダ

クリスマス商戦たけなわの今日この頃。当デザイン事務所「グラッドワークス」のある横須賀周辺でもお店は色とりどりのクリスマスカラーのデコレーションで彩られています。

が、今回は(あえて逆張りで)派手さを抑えた「モノクロ(白黒)写真での広告&Webデザイン」について書いてみたいと思います。

白黒といえばジャイアントパンダでしょう、ということで今回のトップ画像はパンダ画像となっております。
 

普通に考えればカラー写真の方が優れていそうですが…

広告チラシやWebデザインなどで、ちょっとクールな印象に決めたいときに使う「裏ワザ」的なテクニックとして「写真を白黒(モノクロ)にする」という手があります。

下のようなモノクロにしたビジネスイメージ画像など、企業サイトでご覧になったことがあるという方も多いのではないでしょうか?

ビジネスイメージ画像

ポイントは原則として「全ての画像をモノクロにする」こと。

カラーの画像とモノクロの画像を混在させてしまうと、「クールな印象」の効果は下がります。何らかの意図があればカラーとモノクロ画像の混在もアリですが、デザイン制作物として成立させるための技術的ハードルは高くなります。

よって、まずは画像をモノクロで統一してしまうのが無難。
(ただし写真以外にカラーの部分がないと、本当にただの白黒広告になってしまいます)

普通に考えればイメージ画像にしても商品画像にしてもカラー写真の方がキレイでインパクトがあって華やかで、宣伝効果として優れていそうな気もするのですが、そこをあえて「色彩」という要素をそぎ落とすことによって「ハードでストイックな印象の世界観」を作ることができます。いわゆる「引き算の美学」ですね。

通常のデザインのまま画像をモノクロにするだけでも結構成立するので、

「手っ取り早く、クールでカッコ良いイメージのデザインにしたい!!」

…という場合には試してみる価値はあるかもしれません。
 

乱用注意!!!の「モノクロ画像テクニック」

ただし、親しみやすい感じにはならないので(当然ながら)「誰でもウェルカム」な雰囲気にはなりません。印象としてはどうしても「冷たい」「シリアスな」テイストになりがち、ではあります。

カタログやチラシ、ホームページなどで「やさしい」「かわいい」「おいしい」「親しみやすい」「安心」といったテイストにしたいときには不向きなデザインです。

ビジネス色が強く、カッコ良さ優先のデザインにしたい、というときなどにおすすめしています。

エスカレーターを上る男性

あと、この「モノクロ画像テクニック」は比較的簡単にできるので人によってはついつい乱用してしまう場合がありますがこれも要注意。デザインによってはカッコ良く見えるどころか貧相な印象になってしまうこともあります。

デザインは「適材適所」の使い分けが大切なので、何でもかんでも白黒写真にしてしまうと具合が悪いことが増えます。広告効果などもきちんと考えて、モノクロ(白黒)にするのかカラーにするのかなど、その都度柔軟に対応されるのがおすすめです。
 

カラー画像を単純にモノクロ変換しただけでは物足りない

では、そのモノクロの広告用写真ですが、デジカメで撮影した画像は普通カラーですし、素材サイトからダウンロードしてきた広告用画像素材などもカラーのことが多い。よってカラー画像をモノクロ画像に変換加工する必要が出てきます。こういうときにアドビ・フォトショップ(Adobe Photoshop)などの画像加工アプリで単純にモノクロ変換しただけでは少々物足りないことが多いので注意が必要です。

もともとカラーの画像の色情報をグレースケールに置き換えただけでは、どうしても印象が「弱い」んですよね。。。
「色情報の抜け殻」…とまでは言いませんが、なんというかこう、どうにも絵的に物足りない場合が多いので、ここはデザイン的にもう一工夫したいところではあります。(画像によってはそのままで充分OKな場合もあります)

先述のように、Webや広告の画像をわざわざモノクロにするのは「ハードで、ストイックで、カッコ良い」印象にしたいから。なので画像のコントラストを上げたりシャープネスかけるなどの工夫は必要です。

(下はPhotoshopのトーンカーブでのコントラスト調整の一例)

トーンカーブ画像

詳しい人のために追記しておくと、上の調整例で(モノクロ画像のはずなのに)カラーモードが「RGB」になっているのは別途調整レイヤー使用で色相や彩度、カラーフィルタ追加等の微調整ができる余地を残しているから、であります。

私がまだ駆け出しデザイナーだった頃、プロのカメラマンの人が撮影したモノクロ商品写真を見てその解像感の緻密さと立体感に驚愕したのですが、やはりコントラストは強めに撮影されていました。(もちろんライティングやその他諸々のテクもスゴかったのですが。。。)
 

より効果的な広告のビジュアルづくりのために

デザインによっては単純なモノクロ(白黒)でなく、少し青みがかった「クールグレイ」や、赤みがかった「ウォームグレイ」のモノクロ画像にすると狙ったイメージをより強調できる場合もあります。

「クールグレイ」や「ウォームグレイ」については下記の過去記事も併せてご覧ください。

ホームページ制作でも大事な「グレイ」の扱い方の基礎知識

ウォームグレイ調の画像にするといわゆる「セピア調」の画像となってノスタルジックでのどかなテイストになりますし、クールグレイの画像にすれば硬質で緊張感のある絵作りとなります。

表現したい意図に合わせて、画像のテイストを変えて行くことでより効果的な広告のビジュアルづくりをすることが可能です。

広告物の制作実績を、このホームページでご確認頂けます

チラシやパンフレット、メニューなどの印刷物/ホームページの制作、運営管理/写真撮影やイラスト作成まで幅広く行っています。各種広告制作物の実績の一部を公開中です。

制作の実績