いよいよ2021年も残すところ2週間程度となってまいりました。
今回はチラシ・リーフレットの「手作り広告デザイン」について。
あえて手書きで、普通のコピー機で印刷したようなチラシを時々目にします。
(郵便受けにポスティングされていることが多いアレです)
デザインも印刷も配布も全部手作りのセルフサービス
私の勝手な想像としては、広告主様ご自身で文字を書き、コンビニなどで必要枚数のみコピーして、配布も広告主様ご自身でポスティングしているのかなと。中には三つ折りパンフをこれでやっているのも見たことがあります。(折り作業、大変だったでしょうね。。。)
デザインも印刷も配布も全部手作りのセルフサービスでやるので費用としてはコピー代くらい。新規開業された方や、副業ビジネスっぽい事業をされている方に多いのかな、という印象です。
激安広告の極みですが、でもこれが意外に反響、つまり広告効果が良いという話を聞くことがあります。
世の中の広告が全部そんな風になってしまったら、ウチのような広告デザイン業者にとってはある意味恐怖ですが。。実際にはそんなことにはなってませんし、今後もそんなことにはならないでしょう。。
あえてキレイにしない!?手作り広告の良いところ
この「全部手作り」広告の良さとしては次のようなことがあるのかなと思います。
・広告する人の「人となり」がわかる(気がする)
・ギラギラしてない印象(安心感)
これを逆手に取って、あえて手作りっぽい広告デザインを売りにしている広告制作業者さんもおられるくらいなので。
半端にきれいにまとまっているだけだと「既製品」の感じが強くて印象に残りにくいということもある…という意見も何度か耳にしたことがあります。
広告も含め、ビジネスのスタイルをあえてキレイにせず、泥臭くした方が良いというような。
お店でも、これまで低予算で庶民的だったものを急にキレイで洗練された感じにしてしまうと「敷居の高い雰囲気になって客足が遠のいてしまった」…という話も聞くので、それと似たような感じかもしれませんね。
広告デザイン業者にも悪いことばかりではない理由
しかしこの「全部手作り」広告はウチ(グラッドワークス)のような広告デザイン業者にとってもそう悪いことばかりではない、と個人的には考えています。
広告主様ご自身であれこれ考えて、実際に手を動かして広告の文を書き、地図も描き、イラストもどこかから引っ張ってきて貼り付けて…ということをやっておられるわけで、やっていることは基本的にはデザイン事務所が日々やっていることに近いわけで。
そうなるとデザイナーやアートディレクターと同じ悩みを抱えることになります。
・何を「推し」にするのか
・どうやってそれを伝えれば(カタチにすれば)良いのか?
などなど。
広告主様がご自身で広告作りを経験済である事のメリット
そういう方が広告のステップアップを求めてデザイン事務所にご相談いただくと非常に話が早く、深くなる傾向があるのですね。で、結果的に強力な広告ができやすい、と。
個人的な経験での話ですが、広告主様がご自身で広告作りを経験済であることにより結果として「クリエイティブ」の下地ができていて、デザイナーとの協力が格段にスムーズになる感じです。
広告デザイン制作は広告主様とデザイナーの協業作業ですので。
そのようなわけで私個人としては広告主様がご自身で広告デザインをされることはむしろお勧めしています。
詳しくは下記の過去記事を併せてご覧くださいませ。
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自力でチラシやパンフなどの広告宣伝物を作ってみられることをお勧めします。良いこといろいろあります。お金もほとんどかかりません。