どちらかにしなくてはいけないという決まりはありませんが…
ホームページを新たに作ったり、リニューアルするとき、決めないといけないことは多々あります。
決めるべきことのうちの一つに、「サイドメニューを左右どちらに設置するのか?」ということがあります。
サイドメニューというのはその名の通り、ホームページのサイドにあるボタンやバナーなどのことです。
「サイドバー」「サイドナビ」などと呼ぶこともあります。メインのメニュー(グローバルナビゲーション)もこのサイドメニューの上部に設置されていることもよくあります。
このサイドメニュー、どちらかにしなくてはいけないという決まりはありませんが、どちらかというと数年前までは左にあるホームページが多数派の傾向にありました。
が、ここ数年は右側にあるホームページが増えています。
当事務所「グラッドワークス」ホームページもリニューアルを機にサイドメニューを右に変更しました。
このホームページをパソコンやタブレット横位置表示でご覧頂いている場合、トップページ以外は右側にサイドメニューが表示されていると思いますが、これのことです。
最近のウェブデザインの傾向は記事内容をより強く押し出す方向
最近のウェブデザインにおいてサイドメニューが「右側優勢」になってきた理由は主にコンテンツ重視、つまりホームページの記事内容をより強く押し出すためです。
近年は「コンテンツマーケティング」という言葉もあるように、Webサイトのコンテンツ、つまり掲載されている記事内容が重視される傾向があります。
少し前は有名どころのホームページからリンクされているとか、検索キーワードがどのくらいホームページに含まれているかが「売れる」ホームページ作りには重要だったのですが、検索サイトの進化に伴い、ホームページの「内容」そのものが検索された時の表示順位に大きく影響するようになってきています。
ビジネスにウェブを活用するのであれば、その傾向は無視できません。
そのためサイドメニューは右へ移動して、よりコンテンツを読んでもらえるようにしているホームページが増えてきています。
一般的に、ホームページでは左から右に読んでいく場合が多いので、情報の優先順位としては左側の方が高い、だから記事内容を左に持って来よう、という理屈になります。
当面は「コンテンツ重視」の傾向は変わらない
ただしどんなホームページでもサイドメニューは右が良いというわけではありません。
ネットショップなど、カテゴリー分けが重要なホームページの場合はサイドメニューは左側にある方が効果的である場合が多いですし、Yahoo!のような情報量の多い、いわゆる「ポータルサイト」などではサイドメニューも左右両側にあるのが一般的です。
従ってサイドメニューを左右どちらにするのか(あるいは両側に配置するのか)は、そのホームページの用途により異なります。つまりは例によって「デザインは適材適所」という話に今回もなるのですが、ともかく今、ホームページを新設したりデザインをリニューアルしたりするのであれば、特別な理由がない限りはサイドメニューは右側にしておくのがおすすめです。
そしてその上でホームページ掲載内容の質と量を高めて行くことができれば、検索した時にも上位表示される確率は上がると思われます。集客できるホームページを作ることができれば、あとはお客様の方から問い合わせや注文をして来て頂けるので結果的に広告宣伝費も節約できます。
Webの世界は変化が早く、数年経つとデザイン的な「おすすめ仕様」も変化してしまうことが多いのですが、当面は「コンテンツ重視」の傾向は変わらないと思われます。