おはようございます。今日は爽やかな晴れの朝となっています。
早いもので4月も下旬、春の良い気候の時期ということで以前撮影した蝶の写真を貼ってみました。
ところで今回はグーグルの提供する「短縮URL」作成サービスが2018〜2019年で終了する件について。
長いアドレスを扱いやすくする「短縮URL」
先日、Googleの短縮URL作成サービス「Google URL Shortener」の終了が告知されました。
2018年3月30日で新規ユーザーは受付終了。
これまで利用歴のある人も2019年3月30日で利用できなくなる、とのこと。
詳しくは下記。(英文)
https://developers.googleblog.com/2018/03/transitioning-google-url-shortener.html
「短縮URL」というのはウェブサイトのアドレスなどを短縮して扱いやすくしたもの。
長いURL(ホームページアドレス)はFacebookやTwitterで扱いにくいですし、メールにコピペして送ってもちゃんとURLとしてリンクできなかったりしますし。
例えばこのブログ記事のURLは下記のようになります。
この程度なら特に問題ないのですが…
最近はホームページによってはURL(ホームページアドレス)に日本語が入っているものも多く、こういう場合、URLをEvernoteやメールにコピペしてもリンクとして認識してくれない場合があったりします。
日本語の入ったホームページアドレスは扱いにくい?
たとえばWeb制作の知識が少なくても、比較的簡単にホームページを作ることができる「Jimdo(ジンドゥー)」などはページタイトルを日本語にするとそのページのURLも末尾の方が日本語になったりします。
ネット通販のAmazonの商品ページなどもURLに日本語が入っていることが多く、非常に長い傾向。
例えばデザイン屋がよく使う「DICカラーガイド」の商品ページURLは下記のようになっています。
https://www.amazon.co.jp/DIC-カラーガイドPART1-1巻・2巻・3巻-第20版/dp/B01G58423Q/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1524537636&sr=8-1&keywords=DIC+カラーガイド
先述のようにこのままだとメールなどでコピペしてもリンクを正しく認識してくれないことがあります。
下記のように。(リンクのイメージです。クリックしても反応しません)
https://www.amazon.co.jp/DIC-カラーガイドPART1-1巻・2巻・3巻-第20版/dp/B01G58423Q/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1524537636&sr=8-1&keywords=DIC+カラーガイド
上記の場合、青い部分のみがリンクだと認識されているので、この状態ではクリックしても目的のページにはたどり着くことができません。こういう問題も「短縮URL」にすることで解消できます。
Googleが提供している短縮URL作成サービスは終了
で、Googleが提供している短縮URL作成サービスが、この記事冒頭の「Google URL Shortener」だったのですが。。。
冒頭で書いたように先月から新規ユーザーは利用不可。来春には既存ユーザーも利用不可で完全終了。
(ただしこれまで作成した短縮URLは引き続き使用できる様子です)
ちなみに上のAmazonの商品ページURLを「Google URL Shortener」で「短縮URL」にすると下記のようになります。(こちらはリンクが機能します)(←アフィリエイトではないですよ)
元のURLより大幅にコンパクト。使ったことのない人が見ると「こんなのでちゃんとリンクできるの?」と思われそうですが、ちゃんと機能します。TwitterなどでURLを貼り付けるにも便利。
「Google URL Shortener」がなくなると色々と困るのでは?
なので「短縮URL」作成サービスがないと困る、という人向けにGoogleは「Bitly」や「Ow.ly」の利用を推奨しています。
Bitly | URL Shortener, Custom Branded URLs, API & Link Management
https://bitly.com/
Ow.ly – Shorten urls, share files and track visits.
https://hootsuite.com/ja/pages/owly
以前は「Bitly」などで作った短縮URLをメールで送ると、メールの受信側がGmailを使用している場合、問答無用で「迷惑メールフォルダ」に入ったりしていたので、「Google URL Shortener」がなくなると色々と困るのでは?とも思ったりしたのですが。
試しに「Bitly」で作った短縮URLをGmail宛に送ってみると、「迷惑メールフォルダ」に入ることもなく普通に受信できるようです。どうやら仕様が変わった様子。(リンク先がGoogleから「悪質である」とみなされている場合は「迷惑メールフォルダ」行きになると思われます)
便利な反面リスクもある「短縮URL」
「短縮URL」というのは便利な反面、「クリックするまでリンク先がどんなページなのかわからない」という問題もあります。リンク先がいわゆる「フィッシングサイト」など悪意のあるサイトだったとしてもURLを見ただけではわからないわけで。
そのためGoogle以外のサイトで作成した短縮URLは迷惑メールフォルダに入っていたと思われますが、短縮URL作成情報をBitlyとGoogleで共有するようにでもしたのでしょうか?
ひとまず短縮URLが必要な時は「Bitly」や「Ow.ly」を使っておけば、とりあえず困らないで済むようにはなっている様子です。