おはようございます。
もう11月も月末となりました。クリスマスももうすぐですね。
寒さも強まるこの季節、風邪などひかないよう気をつけて参りましょう。
ところで今回は広告やホームページを作るときに重要な「コンテンツ」のお話です。
「デザイン」の前に考えておくべきこと
ホームページやパンフレットを作成するとき、まず考える必要があるのは
「どういうことを掲載するか」
「どういうことをアピールするか」
ということだと思います。(当たり前のことで恐縮ですが。。。)
商品パンフを作りたいなら商品のことを載せるわけですし、自社ホームページなら自社のサービスについて掲載するわけですからその点は良いのですが、
「では具体的に何を載せるのか?」
となると急に難しくなって来ます。漠然とした、ありきたりな、ほかの会社でも当てはまるようなことを書いても見る人の印象には残らないでしょう。広告宣伝しようとして断片的なイメージはあっても、具体的なきちんとした形として「こういう風にしたい」と言えるか?ということですね。
これは結構ハードルが高いかもしれません。
そこは「デザイン力」で何とかしよう。。。と、なるかもしれないのですが単純に「デザイン」を頑張るだけでは少々厳しいことが多い。状況次第ではあるのですが。。。
では広告宣伝において「デザイン」は無力なのか?と言うと当然そんなことはないのですが、やはり「何を言っているか」ということの方が優先事項となります。デザイン会社や広告代理店などでデザイナーよりコピーライターの方が制作チームで上位に来ることが多いのは、そういう事情というか必然性があるのですね。
こういう「読み物」「記事内容」を「コンテンツ」などと呼ぶわけですが、求められるコンテンツを作り出し、供給すること。これができれば広告媒体としてのパンフやチラシ、ホームページは成功と言えるのではないでしょうか?
微妙に異なる「デザイン」と「デコレーション」
「デザイン」というと「デコレーション」と同じ意味のように使われがちなのですが、内容が伴わないのに見た目だけかっこよくしたり、おしゃれっぽくするのはあまりオススメできません。
少なくともホームページを見に来ている人は何らかの情報を求めてきているわけですから、それに応えられる情報の質と量がなければせっかくサイトに来てくれた人も早々に他のホームページへ行ってしまう可能性が高い。つまりSEO的に言えば「直帰率が高い」サイトになってしまいます。
理想はそのページをじっくり読んでもらい、他のページも見てもらうこと。
さらにお問い合わせや商品の購入まで行ってくれれば最高、ではあるのですが。。。
どうしても不足しがちな「情報量」をどう確保するのか?という問題
特にありがちなパターンとして「情報量が絶対的に不足している」場合が結構あります。
つまりホームページに掲載されている情報量が少なくてサイトを見に来た甲斐がない、というような状態です。
なぜそうなるのかというと、いきなり自己宣伝しようとしてもなかなか「これ」というものが出てこない…ということがあると思われます。あるいは的外れなことをアピールしてしまう、とか。
自己宣伝というと一歩間違えれば単なる「自画自賛」っぽくなってしまいかねないということもあり、自分で自分の長所を訴求することに対して抵抗感がある方も多いと思います。
しかしながらホームページを見に来ている人は、ありきたりの情報だけでない、もっと踏み込んだ情報が欲しいと思っている場合が多いと思います。
このホームページで欲しい情報が得られるのか。探している商品やサービスが見つかるのか。
それが大事なのであって、欲しい物や情報がないと分かれば他のサイトへ行ってしまうでしょう。
やはり大事な「ニーズに応える」こと
広告デザインのホームページを見に来る人であれば
「ホームページを作りたい」
「自社のパンフレットを作りたい」
などの目標があるでしょうから、そういった見る人の目的に合っている情報がたくさんあるほど有利です。つまりお客さんのニーズに合ったコンテンツをどれだけ用意できるかが大切で、お客さんのニーズとずれたコンテンツを頑張って作ってもなかなか結果には結びつかないと思います。
見る人の立場に立って「見る人の求めるニーズに合致しているか?」という視点で広告宣伝する内容を考える、というのが「コンテンツ」作りの手法としては基本中の基本。
逆に言えば、発信するコンテンツの内容に意図的なバイアスをかけることによって、反応してもらうお客さんを選択することが可能である、ということでもあります。こういうのを広告屋は「ターゲットセグメンテーション」などと呼んだりしますが、要は買ってくれそうなお客さんにアピールするということです。
お客さんのニーズに応える情報を発信しつつ、自らのニーズに合致する顧客を集めることができれば、広告宣伝としては理想的なカタチだと思います。