業界外の方には耳慣れない(かもしれない)「サーバー」と「ドメイン」
ホームページを新規に立ち上げる時にまず必要になるのが「サーバー」と「ドメイン」。
ウェブ制作関係の人からすると「何をいまさら」な話だと思うのですが、普段ホームページ制作に関わりがない方にとっては耳慣れない(かもしれない)言葉ではあります。
「サーバー」については、ニュースなどで「どこそこの企業サイトにアクセスが集中してサーバーがダウンした」と言ったりするのでまだなんとなくイメージできるかもしれないのですが、「ドメイン」となると世間一般的な感覚ではあまり理解されていない言葉のように感じます。
そこでホームページ制作を発注される方向けに、まずはこれだけは覚えておいた方が良いと思われる「キホンの知識」をまとめました。
サーバーはホームページの「入れ物」とお考えください
サーバーというのはホームページの表示内容が入っている「入れ物」のようなもので(上の写真のような感じで)「これがインターネット上にある」というイメージをして頂ければ、実用上問題ないと思います。
ではドメインは?というと、こちらはサーバーの住所のようなものだと思っておいて頂ければ良いと思います。
「IPアドレス」などというものもありますが、ひとまずこちらは「初級レベル」では考えなくて宜しいかと。
このホームページのアドレス(URL)は「https://gladworks.jp」ですが、最初の「https://」を省いた「gladworks.jp」部分がドメインとなります。
なお、このドメインの取得は早い者勝ちです。
使いたいと思っていたドメインも、すでに他の人に使われている場合は他のまだ誰にも使われていないドメインを探す必要があります。希望ドメインが取得できるかどうかはネット上ですぐ確認できます。
契約の更新は注意が必要
小規模事業者の方もホームページをすでに開設されている方は多いと思うので、ウェブサイトの開設をする時にサーバとドメインの契約をしていると思います。契約も制作会社に丸投げした、という方も契約情報は知らされていると思います。
が、開設から月日が経つとその辺の記憶があやふやになって来てしまうことが多々あります。
ややこしいことに、サーバー契約とドメイン契約は別になっていることも少なくありません。
そのためドメイン契約更新は年に1度、サーバー契約更新は半年に1度、という具合になっている場合もあります。
この契約更新も注意が必要です。
サーバやドメインをクレジットカードで自動更新していたりすると、クレジットカードの有効期限が切れた時はサーバやドメインの管理画面にアクセスして、新しい有効期限を登録しなおさないと自動更新されず、ホームページが消滅してしまうことがあります。
ある日突然ホームページにアクセスできなくなって大慌て?
何らかの理由で自動更新がされていなくても普通はサーバ会社から「更新できてないですよ」というメールが来たりするのですが、このメールも見ていなかった、という場合など、ある日突然ホームページにアクセスできなくなって大慌て!となってしまうことがあるので大変です。
また、ホームページのことはウェブ制作会社に丸投げでお任せしていたとして、そのウェブ制作会社が倒産や廃業などしてしまった時、他の会社に管理や更新を委託する必要がありますが、そういう時にもサーバとドメインの契約内容が必要となって来ます。
最低限、サーバにアクセスするための技術的な情報がわからないとホームページの更新などはできません。もう少し具体的に書くと「FTP情報」というものが必要です。
この辺りの情報は必要になった時に使えるようきちんと保管しておかれることをお勧めします。