2019年4月30日。「平成」は今日まで、明日からは「令和」ということで感慨深いものがあります。
そんな新時代「令和」が始まろうとしている今、「昭和」の頃から使われているビジネス機器、FAXのデザイン業界的な存在価値について書いてみたいと思います。
当事務所にもFAXはありますが…
昔は文書や資料のやり取りに欠かせなかったFAXですが、最近はめっきり使わなくなってしまいました。
当デザイン事務所「グラッドワークス」にもファクスはありますが、実際に使うのは年に数回程度。未承諾広告FAXが時々送られて来るのが困ったものですが、とりあえず出番の激減したFAXは普段は紙を抜いて、用紙の無駄な消費を抑えております。。。
デザイン事務所を開業したての頃は「ファクスの紙を抜いておく」などということはあり得ないことで、チラシやパンフレットなどといった広告原稿内容のチェックのためにクライアント様にFAXをお送りして確認頂いたり、広告制作用の資料を送信して頂くなど、FAXの出番は結構あったのですが、今は電子メールに画像などデータ添付で済んでしまいます。
スクリーンショット(画面キャプチャ)した画像をメールで送信しても、色やデザインはある程度チェックできますし。メールで送れないデータサイズの大きいのもはGigafile便などの「ファイル転送サービス」もありますし。
何しろ今は数10GB(ギガバイト)クラスのカタログ用印刷用データもWebで入稿できたりしますので。
いや、良い時代になったもんです。
「ファイル転送サービス」については下記記事も併せてご覧ください。
FAXの長所は早さと手軽さ
それでもまだFAXの出番はあります。
例えば先方があまりパソコンを使わない仕事をしていて、しかもお忙しい場合、FAXなら出てきた紙(つまり送信されてきた書類)をその場で見てもらうことができます。
いちいちパソコン起動しなくてOK。
メールより見落とされるリスクも少なめ。
スマホでアプリ起動して狭い画面で見てもらうより早くて手軽です。
(階調のある、いわゆる「ハーフトーン原稿」を送信すると時間かかっちゃいますが)
ウェブでのメールサービスなどがトラブル発生した時など、利用者の多いサービスほど影響も大きく、ビジネス利用されている方は状況次第で「仕事にならない」こともあるようです。
そういう時にとりあえず「久々にFAX使った」という方もおられた様子。
元号が「平成」から「令和」に変わっても、想定外のトラブル発生時用にレガシーデバイスとしてのFAXの存在価値はまだまだあるのかもしれません。