4月になりました。
気が早いようですが4月末からはゴールデンウィークが始まります。
年末やお盆の前など連休前は仕事が忙しくなるという方は大勢おられると思いますが、デザイン業界もその例に漏れず、多忙になる傾向があります。
今年は新型コロナウイルスの問題もありますが…
今年は新型コロナウイルスの問題もあって大々的なイベントは厳しそうな状況。ネット通販ならともかく、実店舗ではお客さんが来てくれるのか、そもそもお店を開けることができるのか、いわゆる「ロックダウン」が実行されたらどうなるのか、など不安材料が山積みです。
それでも感染リスクに配慮した形でゴールデンウィークの連休に「セールや特売などの販促活動をしよう!」となった場合には、やはり何らかの告知は必要です。ただし、あまりギリギリになって「宣伝したい!」となるとスケジュール的に厳しい場合も出てくると思われますので一応の準備は早めにしておかれるのが望ましいといえば望ましいところ。
特にチラシやパンフなどの印刷物での広告宣伝は、印刷自体にある程度日数が必要であるのに加え、大型連休前は印刷所が立て込んで急ぎの仕事に対応できない場合もあります(印刷会社によって異なります)。また、「新規の」案件は調査や準備、ご提案やご検討などで何かと時間がかかる傾向がありますので、早めのスタートがおすすめです。
連休前や新年度前などの「繁忙期」は避けて、早めにスタートすれば広告制作の予算も節約できて、内容的にも満足度の高いものができる可能性が高くなります。
諸般の事情で「急な案件」が発生してしまった!というときは
そうは言っても諸般の事情で「急な案件」が発生してしまった!ということはよくあることかと思います。普段から取引のあるデザイン事務所や広告制作会社があればそういうところに相談すればデザイン制作の「特急作業」対応も可能かもしれませんし、スケジュール的に印刷物での広告はもう間に合わなくても、Webでのプロモーション(つまりインターネットを使っての宣伝告知)をしましょう、という話も状況次第ではできると思われます。
新規で、今まで全く付き合いのないデザイン会社や広告代理店などに依頼するとなると、クライアント様(つまり広告発注主様)や商品、サービスの情報をイチからヒアリングしないといけなくなりますので、ある程度時間が必要になる可能性は高くなります。
会社やブランドのロゴや過去に使用した写真などの支給をお願いする必要があるかもしれませんし、やはり「新規で」何かをしようとなると(そしてある程度の品質を追求するとなると)どうしても時間がかかります。そういう意味では、広告宣伝の「社外ブレーン」としてデザイン事務所とのつながりを作っておくというのは営業戦略上望ましいと思われます。
急ぎの仕事を依頼せざるを得ないという時の対応策
もし、止むを得ず急ぎの仕事を「今まで取引のなかった広告制作業者」に依頼せざるを得ないという時、最も現実的と思われる対応策は「既存のものと同じようなものを作ってもらう」ということになるかと思います。
過去に配布した自社のチラシやパンフレットなどがあれば、元のデザインデータがなくても似たようなものは作れます。デザイン制作では「考える」時間は結構な分量が必要になりますので、これを削減できれば、ゼロベースでどうするか検討を重ねる手間と時間が省けます。
自社制作物がなければ他の会社の広告制作物でイメージに近いものを用意して頂き「この方向で作って欲しいんです」と話せば対応してもらえると思われます。ただし制作会社としては、ほかの制作会社さんの制作物を「丸パクリ」するのは著作権的にまずいので、あくまでも「参考程度」になると思います。
それでも「ないよりはマシ」ですので。