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自粛後の営業再開で客足を戻すためのデザイン的対策

お客様は戻って来る?

早いものでもう7月になりました。今年もあと半年ですね。

関東甲信地方の梅雨明けは平年は7月21日頃とのことで(今年も同様であれば)梅雨明けはしばらく先になりそうです。当デザイン事務所「グラッドワークス」のある神奈川県都筑区でも梅雨らしい天気が続いており、天気予報によれば今日は雷雨の可能性もあるのだとか。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策は「第2波」が心配されている状況でまだまだ気が抜けない状況ですが、それでも緊急事態宣言が解除されてから1ヶ月少々経過して、営業再開したお店も増えてきました。

営業再開しても気になるのは「客足が戻るのか?」ということ。

以前のようにお店に来店して頂くためには、まずはお客様に安心してもらえるのかが大切ですね。

消毒や換気、スタッフの健康チェックに、人と人との距離(ソーシャルディスタンス)の確保などやらなくてはいけないことは多岐に渡りますが、せっかく感染拡大防止の努力を徹底していても、それが外部の人々に伝わらなければ「集客と売上の回復」は厳しいかもしれません。

そこでデザイン的な視点で、営業再開と感染拡大対策の効果的な告知について考えてみたいと思います。
 

「危機感」と「安心感」の兼ね合いをどうするか?

営業再開のイメージ

まず告知すべきは「営業再開していますよ」という告知。当たり前ですが、順序としてはやはりこれが最初。
店頭の貼り紙やPOP類だけでなく、チラシやホームページでもきちんと告知したいところです。短縮営業しているお店や会社も多いので営業時間もわかりやすい場所に記載して、これから再開するなら日時も明記するのが望ましいですね。

色使いも(やはりこの状況ですから)安心感、清潔感があるのが望ましいところ。お店の雰囲気や内装にもよるので一概には言えませんが、黒背景などは安心感を持ってもらうという点でお勧めしづらい配色ではあります。

「注意喚起」という意味で赤や黄色はありかもしれませんが、きつい印象になってしまうとコロナ対策に疲れている方には敬遠されてしまうかもしれません。

まだまだ油断は禁物の状況なのですが「危機感」と「安心感」の兼ね合いをどうすれば良いのかは難しいところです。この辺も状況やお店のテイストにより柔軟に広い視点で判断されるのが宜しいかと思われます。
 

「パッと見てすぐわかる」ことは「信頼感」「安心感」につながります

わかりやすさのイメージ画像

記載内容としてはお店や会社で行なっている「具体的な感染予防対策」をわかりやすく告知することが重要ですね。

できれば絵や写真が入っていると説得力が違います。文字だけだとどうしても「パッと見てすぐわかる」とはなりにくいですし、わかりやすいことは「信頼感」「安心感」につながります。

具体的には
・お店や事務所の換気
・店内やオフィスのアルコール消毒
・店員や社員の手洗いうがいの徹底

など。

お客様の検温を実施している場合は、そういうことも告知していると親切ですね。

お店側からするとついつい当たり前になってきて結果的にいきなり「はい、おでこ出してください」と言ってしまうような場合もあるかと思いますが、初めて来店されたお客様だと面食らってしまうかもしれません。
事前に理解して頂けていればそういった感情面でのリスクを抑えられます。
さらに説明に必要な人件費コストも抑えられます。

お店側が感染予防対策をしっかりしていても、来店して頂いたお客様のご協力も必要です

ということで、

・お店が行っている感染対策
・お客様にご協力いただく感染対策

の2つがなるべく直感的に説得力を持って伝えられるかがポイントですね。

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